【私事】
-年始の明暗事象-

年末から、世帯主殿は某ケーキ店クリスマスセール補助・某店「フレンチおせち」助手・某ケーキ店家事などで大阪~名古屋行き来して奮闘(?)し、ヨボヨボの居残り爺は独り歳末を超えてケーキ店へ合流、そこで温泉招待という望外のご褒美(?)にあずかり気を良くして、1月4日帰阪。

が、その不似合いな好事が災いしたのか1月6日(日)、前日も当日も元気にしていたキキ(姉妹猫の姉の方)が、夕刻寝ていたのだが、グッタリ頭を寝床の隅に押し付け始め様子がおかしい。夜になって胃の中のもの全部と言えるほど激しく嘔吐し、見る見る気力体力失せて行く。とうとう寝床から水飲み場に向かうにも、後ろ足がヨレヨレ状態で歩行困難どころか立つことならない。水が飲みたいのだろうと、器を差し出してやるのだが、水も飲めない。
あわてて掛かり付けのペット医院に電話するも正月休院or日曜休み。数カ所電話したがみなアウト! ネットで「北摂夜間緊急動物病院」(千里)というのを見つけ電話した。第一声「まだ息してますか?」との冷静なのだろう問いが、当方には何やら「宣告」のように聞こえる。
近所に住む息子の車を借りあわてて駆けつけ21:45に到着した。
各種検査の結果、異常は見られないという。ただ、腎臓機能がほとんど停止、リンゲル他の点滴は続けたが尿が出せない。その間も衰弱が進み、またたく間に「虫の息」状態となり、「何らかの毒素を摂取したようですね」。グァ~ン! 急性腎臓疾患・低カルシウム血症だそうで、今夜を乗り切るにも血液透析が必要で、それには20万かかるという。明日、掛かり付け院へ戻し、再度点滴するに針を固定して残し、一旦ご自宅へ戻られますか?(これは、宣告だ)。それにしても、ここまででもえらい金かかった。ワシの年金月額の半分以上や、明日からモヤシと切り干し大根や。
深夜2時帰宅し、先日購入したばかりの暖かいベッドに横たわったキキは、弱い息を続けていたが苦しんでいる風じゃなく(これがせめてもの救いだ)、午前3時過ぎ、世帯主とワシに抱きかかえられ声を掛けられながら、安らかに眠るように息を引き取った。
すすり上げている世帯主の傍らでワシは小林旭の『オロロン慕情』を黙唱していた。
『こんどは永い命をもら~い(オロロンバイ♪ オロロンバイ♪)、生まれておいで~よ』
(作詞作曲:遠藤実、歌唱:小林旭。『オロロン慕情』)

姉妹(キキ・ココ)では比較的元気で俊敏で活動的だった姉キキが、こんなに簡単にあっけなく逝ってしまうのかぁ~。キキ 享年1年8か月。ワシらが飼ったネコ史で、実に最短の生涯だった。合掌!

画像上:1月1日名古屋本山で某ケーキ店を営む長女一家+昨春茨城県へ移住し年末から来阪していて帰路ワシを名古屋まで送り届けた三男一家と店前で。
1月3日岐阜県関市「モネの池」にて孫(娘の子)と。神明温泉「湯元すぎ嶋」。
画像下:{キキの生涯}2017年、津山からやって来た頃。「かごの屋」に居た姉妹そっくりのぬいぐるみ。1歳で見せてくれた大ジャンプ。風呂場の高い窓枠から出入りするキキ。仲良しの妹ココと。大阪北部地震の際。北摂夜間緊急動物病院のカルテ。