Archive for 2月, 2015

つぶやき: 太宰・吉本 生涯一度の対面

FB投稿に、下の画像があった。棄てられた子猫を育てる雄犬の画像だ。

観ていて、ふと焼跡・闇市時代の三鷹駅近くの呑み屋での、流行作家:太宰と青年吉本隆明の出会いの情景が浮かんだ。

マザーシップ

 

太宰と吉本隆明、生涯一度の出遭い。
(雑誌『東京人』:08年11月。吉本へのインタヴュー記事より)
『男の本質に母性。不意をつかれた』
吉本は戦後間もなくの焼跡・闇市の時代、学生芝居仲間で太宰の戯曲『春の枯葉』を上演しようとなり、仲間を代表して三鷹の太宰宅を訪ねる。
太宰は不在だったが、幸い太宰家のお手伝いさんから聞き出し、三鷹駅近くの屋台で呑んでいた彼を探し出す。当時の人気作家と無名の貧乏学生:のちの詩人・思想家の出会いだ。そこでの会話だ。

『「おまえ、男の本質はなんだか知ってるか?」と問われ、「いや、わかりません」と答えると、「それは、マザー・シップってことだよ」って。母性性や女性性ということだと思うのですが、男の本質に母性。不意をつかれた。』

たそがれTVドラマ談義: 愛しのエリー

憎しみの相対化、哀しみの普遍化、怒りの浄化、[境界]を超える[民]の自立

【ヘイトスピーチに与する若者よ、2チャンネルで絶叫する君よ】

事情で大阪滞留が続いて、お蔭で年末からNHK朝ドラ『マッサン』を観ている。
物語は、第3コーナーを曲ったのか佳境に入っているのか、売れないウィスキー作りは戦時下を迷走している。やがて皮肉にも海軍指定工場となることで、経済的な難を脱しつつある。
世(第二次世界大戦下)は、鬼畜米英・一億火の玉一色、主人公エリーが街でガキに石をぶつけられたり、養娘が学校でノートに「鬼畜の娘」と落書きされたり、特高がスパイ容疑で家宅捜査に来たり・・・エリーの出身地スコットランド(イギリス)は日本の[敵]なのだ。

ヘイトスピーチに同意したり、その行動に参加している若者よ。『マッサン』を観て、もし、少しでも心を動かすなら、国・民族・戦争と「民」とは「違う」ということの欠片を理解するなら、どうかその気持ちを、アジアにも、隣国にも、戦火に散った自国の人々にも向けてくれ。日本だけが「美しい国」だなどということの「幼児性」「恣意性」「排外性」、、、「南京大虐殺」はなかった・沖縄の「集団強制死」はなかった・あの戦争は「侵略戦争」でなない、などの歴史修正主義が受け入れられる世の、人々に棲む心性の根っこを凝視してくれ。
エリーには心を寄せる、だが[中・韓は憎い]と言う君、どうか自立してくれ。マッサン

交遊通信録: 「関大校友連絡会」第10回 反戦・反格差 市民セミナー

「関大校友連絡会」よりお知らせ 【乞! 拡散】

第10回反戦・反格差市民セミナー
〈グローバル競争国家への転換を撃つ〉
(テーマ)「国民と社会の動員ー戦前の歴史と今日の動きから
―権力によるマスコミ支配の企て―」
(講師)矢野宏さん(「新聞うずみ火」代表。関西大学社会学部講師)
(主催)関大校友連絡会
(会場)大阪市立西区民センター第4会議室(定員60名)。入場無料。
(地下鉄千日前線/鶴見緑地線「西大橋」下車3分。大阪市立中央図書館北側)。
( 日時)2015年3月22日(日)14:00~17:00 (受付13:30~)。

講師紹介
矢野宏さん 1959年12月生まれ
読売新聞大阪本社元記者黒田清さんが市民ジャーナリズムを目指して主宰した「黒田ジャーナル」の元記者。その意思を受け継いだ月間ミニコミ誌「うずみ火」の代表として活動。現在「うずみ火講座」、「ジャーナリスト養成講座」等、市民ジャーナリズムとして多彩な活動を行っている。関大社会学部講師。著書「大阪大空襲訴訟を知っていますか」「在日挑戦」他。
国民の目線で権力を監視するのはジャーナリズムの不可欠な使命です。「秘密法」を先駆けに進行する情報統制社会化の流れはマスメディアの萎縮を射程にしており、NHK、朝日問題も合わせてマスメディアの分断・取り込みの企図がうかがえます。国民と社会の動員は先ず言論・報道機関が狙われるのです。
国民が主権者としての権利を行使する為には正しい情報が不可欠であり、その為には情報の消費者に留まるのではなく、ジャーナリズムへの権力や外部の圧力・介入に対してジャーナリズムを孤立させず共に立ち向かう姿勢が求められます。今回の市民セミナーでは、進行する安倍政権の国民と社会の動員に対抗する為「権力によるマスコミ支配の企て」について歴史に学び、今を考える機会となることを願っています。
「改憲国民運動」の影が迫りつつある予感の中で・・・

photo01[1]

 

交遊通信録: 22年前の『ワンワールドフェスティヴァル』

2月8日 ワンワールド・フェスティヴァル に『シャプラニール』が出店したようで、
バングラデシュ物産の販売係をして帰宅した家の主との笑い話・・・。

幼かった末息子が、帰宅したワシらに「売れた?」と訊く。食べたいのだと思い、「ごめん、ぜ~んぶ売れて、もう無いねん」と言うと、深い息を「フーッ」と吐いてニッコリして「そうか」と言う。ん?
前夜から大騒ぎして、大きな寸胴を持ち出し150~200食作り、早朝からワッセワッセと出かける両親の「生業」を、彼はたぶん「露天商のカレー屋かな」と思っていたようだ。「食べたい」よりも、売上げを優先しての、「安心」の「フーッ」だったのだと知った。いつも完売して大喜びした日々が昨日のようだ。末息子は屋台のテキヤ親父のような風貌と人格の父を、正確に見てはいたようだ。高校教師となった末息子は現在、娘三人の父親だ。
よ~し、来年は**年振りに作るか(笑)!
(Photoは1993年の同フェスティヴァル)

ワンワールド

つぶやき: 曽野の妄言

左上の写真に添えられたコピー「反戦を叫ぶだけでは平和は訪れない」。 
その通りだ。「叫ぶだけでは」アカン。だから可能な様々な取り組みを考え行なって来た。それは、確かに不充分だ。だがあんたに言われたくはない。
コピーはこう書き換えましょうね。
「悲惨を伝えることなく、平和が訪れる道を示す英智など在りはしない」と・・・。

 

曽野妄言

【さらに】

小さなマンションに一族が肩寄せあって、やっとのこと都会に暮す・・・
そうせざるを得ない、雇用差別・収入事情・住宅事情抜きに語れない状況を無視し、
「一般に黒人は」と論を飛躍させる。居住区を分けろ、隔離せよとの
この人のいつもながらの論理展開には呆れる。
「共生」ではなく、「隔離」を推進し、労働力だけは差し出せとは厚かましい。
その発想だからこそ、介護に従事する者を「孫でもOK」「カタコトで可能」「近隣国の若い女性に来てもらって」という「介護労働」無知・軽視を晒す展開になる。

「近隣国」の誰が、お前の介護なんてするものか! 日本社会、地域ソサエティから排除した者に、介護をさせようということの無理、その支配者根性、解らんか?
現代版「ローマ貴族の奴隷政策」を論じているのか?

アパルトヘイト

駄思考: 1965年から50年考えて来たことを図に描けば・・・

「CULTURE vs CULT」という投稿画があった 

ぼくに引き寄せて理解すれば、
「自立と連帯 vs 統一と団結」

「複数主義 vs 一党独裁」

「思考 vs 教義」

「東洋思想 vs 近代合理主義」となる。

非党:党

ほろ酔いチョコ: 義理チョコでもない

名古屋方面で、夫(パティシエ)と共にケーキ屋を営む長女(アラフォー)から、チョコケーキ 5本到着。義理チョコかと思いきや、数が多過ぎてハテナ?  
普段からチョコマニアの女房が、友人から依頼を受けた品の冷蔵宅配便に便乗して己れ用に2本購入したものだった。そうか確かに、口の悪い娘も、チョコ盗み喰い常習犯の女盗賊も、ぼくには何の義理もなかろうて・・・。
けれども、メチャ美味い ♪ ♪ 。

上 ●ケーク・サン・ヴァランタン・ルージュ 
マールドシャンパーニュ使用
チョコレート生地にラム酒やグランマルニエに漬け込んだフルーツを合わせ、
上部にはグリオットチェリーの コンフィチュールを加え、ビターチョコでコーティングした ケーク。 
下 ●ベラベッカ・サン・ヴァランタン 
イチジクなどのドライフルーツやナッツがぎっしり詰まったベラベッカ
これにチョコレートを加えることで、さらにコクが増しほのかにカカオが香るベラベッカ。

 

チョコ

ほろ酔い「論」提起: 「隣国論」

素人が「構想」しながら、知識と時間不足を理由に手つかずの学問課題があります。どなたかやって下さるか、既存の良書を紹介して下さい。 その学は名付けて『隣国論』!

アイルランドvsイングランド、イギリスvsフランス、フランスvsドイツ、ドイツvsポーランドvsロシア、トルコvsギリシャ、北欧相互&ロシア、日本vs朝鮮、日本vs中国、等々。隣国はほぼ例外なく敵対して来た。民族や政経の「剥き出しの血肉」が触れあい、ネイションの形成に動員した「ナショナリズム」が衝突する隣国同士。取り巻く地域政治事情や、民族的歴史事情だけではない、隣国ならではの「力学」を俯瞰する視点を相対化できないか? 歴史・民族・地域事情・世界事情だけでは、説明し切れない「力学」が浮かび上がるかも知れない。 とりあえず、下記の本を紹介された。

22451008436[1]

つぶやき: 政府広報から政権先導に化した「サンケイ」

サンケイ産経は語る。
『仇をとってやらねばならぬ、というのは人間として当り前の話である。』
お前たちは報道か?
アジアの人々が、世界の人々が、国内の命が、
その「当り前」から、どれほどの悲哀を抱えながら離陸したと思うのか。
その上に日本の復興も発展も、お前らの「新聞事業」もあるのだ。

交友通信録: キムパプ

韓日共作版「恵方巻」

脚の不具合で東京現場をカンニンしてもらい、年始からずっと大阪です。2月中の復帰を目指して整形外科でのリハビリと整骨院でのマッサージの毎日。かなり良くなりはしたが、よう分からん。
12月、品川で歩道と車道の境界縁石を踏み外し、左足甲の靭帯損傷(ねんざ)~右脚に体重かけての歩行~右脚付け根に金属的痛み~付け根の痛みと右脚膝から下のしびれ、それがなかなか治らない・・・歩けばエライ痛い。てなことで、情けない。
東京赴任9年目にして、初めての「体調不具合による現場欠場」です。
デモ等街頭行動に参加できない「悲哀」(?)も噛み締めて(?)いる。

それはともかく、家にいることを「悪用」なさるお方の、「恵方巻では気に食わんやろから、あんさんお得意の韓国風を作らしたるわ」との指示命令を受け、「キムパ」を作らされた。近所に住む息子たち宅にも配り、息子・その妻・各孫たちに「美味っしい!」とおだてられ、悪い気はしないジジイです。
「恵方巻」とは、節分の夜に、太巻き寿司をその年の恵方(今年は西南西)に向かって、無言で願い事を思い浮かべながら丸かぶりするのが習わし(出所は諸説あり)とされていて、セブンイレブンが1998年に「恵方巻」と名付けて全国発売したそうな。今や、昔からの名前のように思われている。商魂によるネイミングで、○○Day商品と同じノリやね。10418248_643472605764871_1007072110886881770_n[1]

【キムパ、材料と下ごしらえ】
*ニンジン: 細長く5㎜角棒状に切って甘辛薄味で煮る。
*しいたけ: 甘辛濃い味で煮る。細切りする。
*出し巻玉子: 細長く7㎜角棒状に切る。
*たくあん: 同じく細長く棒状に」切る。
*キュウリ: そのまま7㎜角棒状に切る。
*牛肉甘辛焼肉: 醤油・酒・砂糖・みりん+コチュジャンで味付け
*キムチ: 細かく切る。
*かいわれ

*メシ: 半切りに炊きたてごはんをあけ、ごま油少々+焼酎+塩を加え、煎りゴマを 振りかけ、団子にならないよう切るように混ぜる。

【巻き方】
まぁ、巻き寿司と同じ。上方1~2cmほどはごはんを敷かず、糊しろに空けておく、ゴマ油を接着剤として塗る。具は下方から3~4cm辺りの位置に並べたら上手く巻けるで。硬すぎず、柔らかすぎず巻くのだが、一・二度失敗して要領を掴む。
日本の巻寿司より直径が小さくそれが美しい。(今日は12本巻いた)
それから、食材は全て「コープ自然派」のものでっせ!

Search