金城実・松島泰勝 著『琉球独立は可能か?』。出版記念の集い。
琉球への半端な立ち位置のワシ。本の中身も当日の発言も、ましてや「琉球独立」について語るべき文脈も持たない。昨夜の会へのコメントはできません。
で、金城さん絡みのエピソードをひとつ・・・。

金城実語録:
2005年4月から約半年、ワシは高齢の知人のギャラリー開設を請けて、豊見城に滞在していた。その爺さんが60歳でもうけた息子:ダウン症のYちゃん(当時20歳)、お二人を同道して読谷の金城さんアトリエを訪問した。瞬く間に金城さんのドロ捏ね制作に熱中したYちゃんを観て、金城パワーに圧倒された。
『こっちでは、こういう子を「神の子」と言うんだ』と言う金城さんに『そうですよね。Yちゃんたちは排除されず生きて行く権利があると思います』と返すと金城さんはこう言った。
『康介、それは当り前の前提じゃ。「神の子」と言うのは、「神の子」を排除してはあかんぞ・バチが当たるぞ、という子どもたち全員に対する戒めなんじゃ。「人には、弱者を排除することなく生きてゆく権利がある。それは義務ではあるよりは権利なのだ」という教えなんじゃ。』 グぁ~ン!