ぼやき: 民主党政権潰したい連合・・・

東京新聞はまともである。
 
小沢関連逮捕劇に紙面を割いて、四人の識者の声を載せている(1月17日、朝刊)。
 
【いずれも要旨】
*魚住昭氏:
『検察はなぜ強引に突き進むのか。理由は二つある。一つは、リタ-ン・マッチ、意趣返しだ。
  去年三月、検察は西松事件で大久保秘書を逮捕したが、これは大失敗だった。
 世論は検察捜査の公正さに強い疑問を持ち、総選挙の民主大勝利に貢献したとまで揶揄された。
 小沢関係の事件をやって汚名をそそぎたい、そんな不純な意図が紛れ込んでいる。
 二つ目は権力闘争。検察を中心とする「霞ヶ関」から国家の主導権を政治に取り戻すのが、 
 小沢・民主党だとして、これを阻止したい「霞ヶ関」全体の意思である。捜査の最終的目的は、
 小沢失脚と民主党政権の瓦解である。去年の選挙の結果が捜査によって無に帰す。
 そんな政治的な捜査があっていいのか。』
*青木理氏:
『小沢という政治家は不快だ。しかし、小沢と対峙する検察組織には、さらなる強い嫌悪を覚える。 
 過去に検察は組織内部の不正を告発しようとした幹部を口封じのために逮捕するという
 信じ難い挙に出た「前科」もある。もうひとつの問題は、本紙を含むメディアの検察に対する姿勢だ。
 検察捜査のお先棒を担ぐ垂れ流しの報道姿勢には辟易させられる。』
*若狭勝氏:
『今回の事件は悪質性が高い。虚偽記載の額は少なくとも四億円に上る。「ゼネコンからもらった金で
 土地を買った。だから正しく記載できなかった」という動機が見て取れる。「政治を浄化する」という
 法の趣旨から言っても捜査を尽くさなければ検察の職務放棄と批判される。』
*大谷昭宏氏:
『政治家は国民の代表であり、罰すべきなのか慎重に判断する必要がある。厳密に調べれば
  不記載・虚偽記載は与野党ともに次々見つかるだろう。法に触れれば何でも捜査できるとすれば、
 検察の意に沿わない党や議員に対し、常に司法権が行使えきることになってしまう。
 ダム建設などで汚職がなかったかの確認が先だ。不記載・虚偽記載を追及するのはその次の段階。
 なのに、ゴールから事件に入っている。何としても手を付けたいという恣意を感じる。
 その背景に、外国人参政権・捜査の可視化・検事総長の人事などをめぐる動きがある。
 捜査というよく切れる刀は抑制して使うべきだ。』
 
ともあれ、民主党政権潰し、アメリカ及び軍事筋、沖縄基地固定強化派、霞ヶ関その一員検察、
そしてマスコミ・・・・様々な連合力が背後で大きくうねっていることだけは間違いないと思う。
『願わくば、これが検察の目標を超えて、小沢的要素を極力弱めた現与党勢力の再編強化、
  検察の自滅へと進んでくれることを願っています。』   (K大 某名誉教授談)
両者刺し違えての、ともに「自滅」がいいが、とりあえず検察ファッショを暴かないと、民主党政権が瓦解だ。それは、よろしくない!

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